視覚障害者用補装具適合判定医師研修会

こんにちは。三重県四日市市の大川眼科 院長です。

 

先週は遅い夏休み(夏季休診)をいただきました。

私は8/22~24に埼玉県所沢市で行われた

視覚障害者用補装具適合判定医師研修会に参加してきました。

 

さまざまな病気によって視力や視野が障害された場合に、

私たち眼科医はまず原因となる病気を治療します。

残念ながらそれでも視覚障害が残ってしまった場合には

それを補うための道具(眼鏡やルーペなど)を使えるように

指導したりします(ロービジョンケアと呼びます)が、

ロービジョンケアに対応できる眼科施設が少ないのが現状です。

 

今回の研修会では2日半にわたり、眼鏡やルーペなどの処方の講義、

視覚障害の疑似体験、実際の道具を使っての実習など、

みっちりとロービジョンケアについて学ぶことができました。

研修会場である国立リハビリテーションセンターにはすごくたくさんの種類の補助具が

備え付けられており、それらを実際に見たり触ったりできたのは貴重な経験でした。

拡大読書器1手持ちloupes

(写真は拡大読書器と手持ちルーペ)

 

すぐには難しいのですが、今後は当院でもロービジョンケアに対する取組みを

始めていきたいと思っています。