ドライアイ研究会主催講習会

こんにちは。四日市市の大川眼科 院長 大川親宏です。

 

昨日21日は東京で行われたドライアイ研究会主催講習会に参加しました。
この講習会は年に1回行われているのですが、私が参加するのは3年ぶり?でした。
日曜の午後にも関わらず、全国から160名ほどの参加者があったようです。

 

ドライアイという病気については、欧米と日本では原因の認識が違います。
欧米では炎症が原因だとみなされており、炎症を抑えるような治療が行われています。
日本では涙液や、眼の表面の状態に異常があることが原因とされており、まばたきした時に
涙液が眼の表面でどのように動いているかを細かく観察して治療方針を立てます。
この考え方は京都府立医大の横井先生が中心になってまとめられているのですが、
2-3年前に話を聴いた時に比べて、分類や薬の使い分けについての考え方が
少し変わってきているようです。

 

なかなか1回聴いただけでは身に付くものではないのですが、
毎日の診療で涙液の動きを細かく見るようにして
患者さん1人1人に適切な治療ができるよう心掛けていきたいと思います。

 

久しぶりにドライアイについてまとまった話が聴けて、とても勉強になりました。
やはり定期的に勉強会に出かけるのは大事ですね。