診察なしで薬だけほしい

こんにちは。四日市市の大川眼科 院長 大川親宏です。

 

「診察は要らないので薬だけ欲しい」と言われる患者さんがおられます。
他の医院がどうしているかは知りませんが、
当院では窓口で薬のみお出しすることはしません。
それには理由があります。

 

医師法20条
医師は、自ら診療しないで治療をし、
若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、
自ら立ち会わないで出生証明書若しくは死産証明書を交付し、
又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。

 

以上のように、診察なしで薬のみ処方することは禁じられています。
したがって、電話や受付で薬のみをご希望されても処方できません。

 

毎回目の状態を確認して、薬が合っているかどうかを確認して処方
させていただくのが基本です。

 

病状が安定されている方、体の具合が悪く来院が難しい方の代理の方にも
診察室に入っていただき医師が病状を確認させていただきます(問診)。
(視力検査や詳しい検査は必要がなければ行いません)
その場合にも来院順にお待ちいただくことにしています。
薬のみを希望される方を優先すれば、先に来院されている診察待ちの方を
さらにお待たせすることになるからです。

 

また、目薬は飲み薬と違い、点し方によってなくなる期間が違います。
病状が安定している方は最低1ヶ月程度はもつように処方するように
していますが、早く目薬がなくなり常に足りない方はお申し出下さい。
病状に応じて目薬の本数を調整させていただきます。

 

私たち保険医療機関は、国が決めた法律や決まりに沿って診療を行う義務が
あります。不便だと思われるかもしれませんがご了承ください。