別の医院にかかる時の注意点

こんにちは。四日市市の大川眼科 院長 大川親宏です。

 

「他の医院にかかっていたけど、なかなか治らないので来ました」
という患者さんがたまにいらっしゃいます。
この国では患者さんが自由に受診する医院を選べるので、
そのことについては何とも思いませんが、
知っておいてほしいことがあります。

 

医師が患者を診断するということは、クイズを解くようなものだと思います。
クイズを解くためにはヒントがたくさんあった方が正解しやすいです。
症状、経過、検査結果などのいろいろな手がかりをヒントにして
診断をつけていくことになります。

 

他の医院にかかっていたということは
すでに何らかの治療がされていることが多く、
「○○という点眼してもよくならない」という情報は
大きなヒントになります。
その医院の先生がどういう病気を想定して処方したかが想像できますし、

その薬が効かないということは別の系統の薬を使ってみようと考えることができます。

 

ただ、「何の薬もらってたかわからない」という方も多いです。
それまでの情報がないということは、
結局ノーヒントのゼロの状態から診断をやり直すことになります。

 

前の医院で出された薬の説明書きやお薬手帳を持参していただけると
診断の助けになり、結果として早く適切な治療ができることになります。

 

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