6月2015

別の医院にかかる時の注意点

2015年06月30日

こんにちは。四日市市の大川眼科 院長 大川親宏です。

 

「他の医院にかかっていたけど、なかなか治らないので来ました」
という患者さんがたまにいらっしゃいます。
この国では患者さんが自由に受診する医院を選べるので、
そのことについては何とも思いませんが、
知っておいてほしいことがあります。

 

医師が患者を診断するということは、クイズを解くようなものだと思います。
クイズを解くためにはヒントがたくさんあった方が正解しやすいです。
症状、経過、検査結果などのいろいろな手がかりをヒントにして
診断をつけていくことになります。

 

他の医院にかかっていたということは
すでに何らかの治療がされていることが多く、
「○○という点眼してもよくならない」という情報は
大きなヒントになります。
その医院の先生がどういう病気を想定して処方したかが想像できますし、

その薬が効かないということは別の系統の薬を使ってみようと考えることができます。

 

ただ、「何の薬もらってたかわからない」という方も多いです。
それまでの情報がないということは、
結局ノーヒントのゼロの状態から診断をやり直すことになります。

 

前の医院で出された薬の説明書きやお薬手帳を持参していただけると
診断の助けになり、結果として早く適切な治療ができることになります。

 

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糖尿病の人は眼科に行こう!

2015年06月09日

こんにちは。四日市市の大川眼科 院長 大川親宏です。

 

糖尿病で内科に通院されている方は
「眼科で眼底検査を受けてくるように」と
言われたことがあるのではないかと思います。
それはなぜでしょう?

 

糖尿病は血液中の糖分(血糖)が多くなる(=血糖が高くなる)病気です。
日本では約700万人の糖尿病患者がおり、
疑いのある人(いわゆる境界型)を含めると約2000万人いる
推定されています。

 

糖尿病は最初のうちは痛くもかゆくもありませんが、
放っておくと合併症が出てきます。
主なものを3大合併症と呼びますが、
その一つが「糖尿病網膜症」という目の病気です。

 

網膜というのは眼球の奥(=眼底)にある
光を感じる神経の膜です。
カメラでいうとフィルムの役割をしています。
糖尿病網膜症では網膜の血管に異常が出てきます。

 

最初は血管がもろくなって血液の成分が滲み出たり、
しみのような出血が見られたりします。

 

さらに進むと血管が詰まってしまいます。
血管が詰まるとやがて「新生血管」と呼ばれる悪い血管が生えてきます。
新生血管が破れると大出血を起こし、突然見えなくなります。

 

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上の写真は左が正常、右が進行した糖尿病網膜症の眼底写真です。
真ん中の黄色い丸い部分が視神経で、視神経を中心に血管がたくさん走っています。
右の写真では視神経から白い膜(増殖膜)に覆われた新生血管が出ているのがわかります。
これだけ新生血管が生えていても、この人の視力は1.0出ています。
しかし一度新生血管が破れれば視力は
(どんなメガネをかけても)0.1も出なくなるでしょう。

 

糖尿病網膜症の嫌なところは、
ある程度まで進行するまでは自覚症状がないことです。
逆に自覚症状が出た時にはかなり進行してしまっています。
「進行に伴ってだんだん見にくくなる」のではなく
「ある日突然見にくくなる」という感じです。

したがって、手遅れにならないためには
自覚症状が無くても定期的に眼底検査を受けることに尽きるのです。
受診の間隔は眼の状態や血糖コントロールにもよりますが、
眼底に所見のない人でも年に1~2回の検査が望ましいと思います。
詳しくは眼科の先生の指示に従ってください。

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